ロケ地探訪 004
サントリーコーヒー「プレミアムボス ブラック」
「プレミアム鉄道」篇
[ TVCM ]
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短編 CMは嘘をついている。
そんなわけで!ロケ地探訪シリーズの
第4弾!
今回取り上げる物件は、TVCM
【 サントリーコーヒー「プレミアムボス ブラック」「プレミアム鉄道」篇 】
サントリーの缶コーヒーであるBOSSのCMと言えば、ハリウッド俳優の
トミー・リー・ジョーンズ氏が扮する
「宇宙人ジョーンズ」シリーズが有名ですね。
「このろくでもない、すばらしき世界。」をキャッチコピーに、これまで豪華有名人が多数出演してきました。
今回の物件は、
「プレミアム鉄道」篇として
平成27(2015)年の
3月10日から、全国一斉に放送されたバージョンです。
まずはそのCMをご覧ください。
さて、どのシーンが今回のターゲットなのか分かりますか?
時間で言えば、
0:05〜0:07あたり。
タモリ氏の乗った豪華列車が、湖の上の鉄橋を渡っていくシーンです。
「あんな列車が走っているのかー!」と誤解されかねない映像ですが、これは合成。
実際は あのような列車が走れる環境にはございませんのでね、お間違いなく。
んで、この場所はどこなのか?
と白々しく書いてはみましたが、ここは各種雑誌やTV番組で
さんざん取り上げらている有名な絶景ポイント。
大井川鐵道井川線 の 奥大井レインボーブリッジ

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現在地
(
大きいサイズの写真はこちら。)
大井川水系では最大級となる
【長島ダム】のダム湖である
接岨湖を跨ぐ、
上路式ワーレントラス橋がその正体です。
地図上で示すと、このあたりになります。

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国土地理院地図より
平成2(1990)年開通、橋長は
474m。
そのあまりにも世間から隔絶された秘境ぶりにより、旅好きな人々の間では知られた存在となっています。
そしてこの2本のレインボーブリッジに挟まれた立地にあるのが
『奥大井湖上駅』。
こちらも
秘境駅として紹介される事が多く、井川方面(写真左方向)に延びる鉄橋の上を徒歩で移動する事によりアクセスが可能です。
また、ここより井川方面に位置する
尾盛駅〜閑蔵駅間には、川底から
70.8mという 日本で最も高い鉄道橋
『関の沢橋梁』があります。
ここを通過する際には、橋上で列車を停止して撮影・鑑賞の時間を設けてくれるなどサービスも満点です。
さらに、レインボーブリッジより千頭方面に戻ると そこには日本で唯一の
『ラック式鉄道(アプト式)区間』があり、
アプトいちしろ駅では専用機関車との連結シーンが見られます。
とまあ見所満載の
大井川鐵道井川線ではありますが、上記の
奥大井湖上駅を含む周辺区間について言えば、完成当初から全国的な知名度を獲得していたわけではありません。
大きく脚光を浴びるきっかけとなったのが、
平成20(2008)年4月30日にフジテレビ系列で放送された
『ザ・ベストハウス123』という番組。
この番組中のランキング
「日本の不思議な駅ベスト3」の第1位にランクインされるや否や、
川根本町役場や
川根本町まちづくり観光協会に問い合わせの電話が殺到し、現在に至るとのこと。

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国土地理院地図 航空写真 より
こちらは、長島ダムができる前の
1970年代に撮影された航空写真。
大井川鐵道井川線の旧線も視認できます。
ちょっと分かりづらいですけど。
クリックすると、
現代(2021年撮影)の写真と入れ替わります。
奥大井湖上駅のある半島状の地形が一気に縮小したように見えますが、要は殆どの部分がダム湖に沈んだという事です。
さてさて そんなわけで、CMの(素材)撮影はどこで行われたのか?
その場所をピンポイントで探してみた結果がこちら。

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現在地
2本のレインボーブリッジのうち、
千頭側(写真右側)がCMに登場した橋です。
ここから、CMと同じような構図になるようにトリミングしてみます。

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う〜ん、背景が…まだちょっと甘いか…?!
そもそも貯水量も違うしなぁ。
まあまあ、さすがに
『完全に一致』とはいきませんでしたが、ここで間違いないでしょう。
と言うか…ごくごく一般的な撮影スポットでした。
さて、如何だったでしょうか?
こんな登場パターンもあるんだなあと感心すると同時に、当サイトに相応しいネタだなあとも思いました。
以上、ロケ地探訪 第4弾でした!
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