目覚める?“休”道
金谷新町連絡道2
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短編 少年はよく同じ道を見る。
今回の物件は、
FileNo.M05の続き。
もう一方の連絡道についてです。
場所はこちら。
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国土地理院地図より
静岡県道381号 島田岡部線の、このあたり。
前回の連絡道が
牧の原第一トンネルと
牧の原第二トンネルの間の明かり区間に繋がっていたのに対し、こちらは
牧の原第二トンネルと
牧の原第三トンネルの間へと繋がる道です。
この道はどうなっているのか?って事で、調査してみました。
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さてさて、やってきました道の入り口。
チェーンゲートに加えて枯れ竹を2本重ねる事で、闖入者を追い払おうとする意図が見えます。
ゲートの奥には、見覚えのある緑の看板が。
「この道は通り抜けできません。 国土交通省 浜松河川国道事務所」
この道が
国土交通省の管轄である理由や、何に使われる道なのかは
前回の調査で既に判明している通り。
さっそく突撃してみましょう。
ガードレールが示すように ややうねりながら伸びていくこの道は、右手にある沢に沿って奥へと続いています。
下を覗き込んでの一枚。
ここからでは沢の様子を伺うことはできませんが、かなりの高低差が。
水量は少ないようで、水音も聞こえては来ません。
大雨の際に流れ込んだのか、道路上には厚く土砂が堆積しています。
この辺りがちょうど溜まりやすい場所なのか、足元はグチャグチャ。
長靴で来たのは正解でした。
コンクリートブロックによる擁壁が所々に見られます。
泥濘地帯を過ぎると、道は急激に登り始めます。
思えば、
前回調査した方の連絡道は未舗装でした。
今回の道は最後までアスファルト・コンクリート舗装が成されているようです。
土砂やら倒木やらが密になってきました。
前方からは、引っ切り無しに車の走行音が聞こえています。
入口から5分も歩いていませんが、もう今回の
終点が見え始めました。
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目的地。
牧の原第二トンネルと
牧の原第三トンネルの間の明かり区間。
国道一号バイパスの下り線に真横から繋がる形で終わったこの道は、チェーンゲートで塞がれていました。
2枚の警告板は、どちらも自転車・歩行者の進入禁止を示すもの。
もしかしたら過去に侵入案件があったんじゃあないですかね?
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ガードレールの切れた先には、右手に向かって白い手摺りが続いていました。
ここには階段が設えてあり、下の沢へ降りていくことができるようです。
ただし、もう何年も利用者はいないようで…。
さて、一通り見終えたので撤収します。
最後に、来た道を振り返って撮影。
とても良い感じの
『廃道』・・・
と言いたいところですが、ここは
現役の道。
前回調査した連絡道同様、元々はバイパス建設用道路として。現在では緊急時の脱出用ルートとして保全されているのだと思われます。
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国土地理院地図より
今回も古い航空写真で確認してみます。
まずは
昭和41(1966)年9月のもの。
バイパスそのものがありません。
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国土地理院地図より
そしてバイパス開通後の
昭和51(1976)年2月の写真。
今回の道筋もまた、完成しているのが分かります。
そういえば前回の連絡道は国一バイパスの下を潜って上り線に接続していましたが、今回は下り線にダイレクト接続。
これは意図して変えているのかもしれませんね。
ちなみに、接続部分をバイパス上から見るとこんな感じに見えます。
GoogleMap ストリートビューより
非常時の為に、こちらの場所についても覚えておくと良いかもしれません。
さてさて如何だったでしょうか?
大井川とは関係の薄い物件ではありますが、
「行けるうちに行っといた。」ってやつですのでね。
こういった小さいネタも、できる限り拾っていきますよ。
名所File No.M06
金谷新町連絡道2
営業時間:休業中
所在地:静岡県島田市金谷新町
交通アクセス:JR東海道線 金谷駅より 徒歩20分