謎の隧道

~竹島水道トンネル~

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短編・後 トンネル、いったいお前は何になりたいのか


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大当たりである。
どう見てもこれは、あのトンネルの続きで間違いなさそう。
ちゃんとこんな所まで続いている!

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視線を上げてみれば、この先は山の巻きが終わって直線となっている区間。
なんと、コンクリートの肌が露出してますね。
これを辿って行きましょう。

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左側を覗き込む。
はるか眼下に見えるのが笹間川。
気付かないうちに かなりの高低差になっていました。

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調査へ戻ります。

これは間違いなくトンネルの外側ですね。
で、迷わず辿って行きたいのなら このトンネルの上を歩いていくのがベストかもしれませんが…。

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それ 絶対ダメなやつ。
こんなふうに、いつどこで踏み抜くかわからない。

そうそう、コンクリートの断面を見て分かるように、中に鉄筋が入っていません。
一般的に鉄筋コンクリートが用いられるようになったのは、1920年代の事。
1923年の関東大震災によって一気に注目を集め、急速に一般化したそうです。
しかしそれは都市部、それも大きめの建築物の話。
同時期に山間部の水道トンネルにまで普及していたかと言うと、ちょっと考えにくい。
しかし、建設時期特定のヒントにはなりそうです。

竹島水道

しばらく雨が降っていないこともあってか、内部は実に綺麗なもの。
入口付近では土砂が積もっていて見えませんでしたが、底面もコンクリートで固められている事が確認できました。

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カメラを差し込んで、ここまでのトンネルの様子を確認。
やはり山の形状に沿うようにして ここまで伸びてきたようです。

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こちらがこの先の様子。
新鮮な 緑色 をした…葉っぱ?
ちょっと白くなっている部分がありますが、ここと同様に フタが落ちて日が差しこんでいるんでしょうか?
それともゴミが写り込んだとか?

竹島水道

再び地上の追跡へ。
このまま行くと杉の木に当たりそうですが…

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ギリギリで かろうじて躱していました。
が、しかしトンネルは再び厚い土の下へ…。

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なんとなく想像で付いていくしかない。
まあ左へ曲がっていれば即座に気づけるような立地ではある。

と、ここで再び 凹み を発見。

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トンネルの生存を確認!

ここでも穴にカメラを突っ込んで…と思ったんですが、穴の周りをアシナガバチがぶんぶんと。

痛いんだよなぁ…アシナガさんは…

というわけで、さらに先へ進みます。

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やや右側のモコモコとした所をトンネルは通じているわけですが…。

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唐突の終端。

え、ちょっと待って。
と思わず声が出るほど、何の前触れも無し。
最初に見た反対側の坑口の雰囲気とは全然違うし…。
ここまで見て来たように 陥没でできた口なのでは?とも思いましたが…。

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少し広がった小部屋のようになってました。

だから何だという気もしますが、どうやら終点ということらしい。

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一応その先を確かめるべく進んでみます。
トンネルを延長したようなラインで、地形が凹んでいるのが確認できます。

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途中で『 T字 』っぽく左側(笹間川方向)へ誘導しているような場所もありますが…考えすぎか?

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振り返っての一枚。
位置関係はこんな感じです。

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念のため、さらに先の方まで確認しておきますが…。
急に雰囲気が変わった。
どこにも怪しい気配がありません。

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山肌に沿って 少し右へ曲がるような形で探索するものの、行き当たったのは大規模な崩落跡。
もし仮に ここまでトンネルが続いていた場合、どこかしら山肌に穴が開いている可能性もありますが…さすがに無いか。

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遠目には護岸整備された川岸が見えます。
そういえば あそこの崩落は、対岸からも見えていました。

なんにせよ、先ほどの開口部が終点で間違いなさそうです。

というわけで、現地調査はここまで。
FileNo.M09『寺尾ばし』と合わせて、今後も調査を継続したいと思います。

あと、場所がどこだったか分からなくなってしまいましたが、こんなものも発見。

竹島水道


まだ もうちっとだけ続くんじゃ。




名所File No.M10

竹島水道トンネル

営業時間:年中無休
所在地:静岡県島田市川根町笹間下
交通アクセス:島田市コミュニティバス笹間渡笹間線 竹島バス停より 徒歩10分




調査続行。











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