ロケ地探訪 005
欅坂46
大人は信じてくれない
[MV]
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短編 私はそのU字溝を常に台と呼んでいた。
というわけで!ロケ地探訪シリーズの
第5弾!
今回の作品は、
【欅坂46】の
【 大人は信じてくれない 】のミュージックビデオです!
まずはそのMVをご覧ください。
平成28(2016)年11月に公開されたMVです。
もともとこの曲は
欅坂46の
3rdシングル曲である
『二人セゾン』のカップリング楽曲とのことですが、そのせいなのかYoutubeで公開されているのはシュートバージョンのMVとなっています。
そしてもう一つ、こちらの動画も参考にさせていただきました。
どういった出自のものなのかはわかりませんが、MV撮影時のメイキング映像のようです。
さてMVについてですが、まず大まかに
3カ所でロケが行われています。
1カ所目は
大井川鐵道新金谷駅構内。
上のショートバージョンMVで言うと、
0:12〜0:16、0:25〜0:38、0:49〜0:50、0:55〜0:57 あたり。
2カ所目は
大井川鐵道井川線にある
両国車両区の建屋内。
こちらは
0:16〜0:25、0:38〜0:49、0:50〜0:55、0:57〜1:14 あたりですね。
これら2ヶ所については まあ
『そのまんま』であること、行ったところで
『その場には立てない』ということから、今回は見送りです。
いつかチャンスが…来るのか?!
そんなわけで、残る3カ所目が今回のターゲット。
通称 『平手台』
と、通称などと書いてはみましたが、自分が勝手にそう呼んでるだけです。
これはド頭の
0:00〜0:12のカットにおいて、メンバーの
平手友梨奈さんが立っている場所のこと。
MVメイキング映像の方では
1:20〜1:27、3:43〜4:16でその詳細を見ることができます。
MV公開直後は ファンの間でこの場所についての議論が熱く交わされたようで、数名の方が特定&巡礼に成功しているとのこと。
まあとにかく、現地へ行ってみます。
で、ここがそのポイント。

Click!
GoogleMapより
正直なところ、地元の方や大井川鐵道にちょっと造詣のある方ならば瞬時にわかるはず。
当サイトでは
FileNo.08
の
『八光山森林軌道』の調査でも訪れています。
んで、いつもなら MVをイラスト化したものを並べて
「ここでしょ?」ってやるところなんですが…。
なにしろ本編のMVでは構図的に比較しようがない(背景が一切写っていない)状態なので、どうしたもんか。
仕方がないので 今回は、メイキング映像の方を検証に使用させていただきます。
メイキング映像中の
3:48あたりの切り抜き。
平手さんの背後に
SLが迫って来ている状態です。
あ、左側に立っているのはレフ板です。念のため。
FileNo.L01のTVCMの時もそうでしたが、こちらもSLの通常運転中を狙っての一発撮りのようです。
距離的に結構近いので、平手さんもかなり怖かったはずですが…。
それと、乗客の方には何かアナウンスとかしてるんでしょうかね?
「撮影がありますので、顔を出さないでください。」みたいな。
現在地
で、こちらが実際の風景。
今回のターゲットである
『平手台』を調べる前に、まずは周囲をチェックしてみましょうか。
写真奥には
白光川にかかる
松下橋が見えます。
新しい橋だと思い込んでいましたが、意外にも
昭和51(1976)年製。
ガードレールなどは改修を経ていると思われます。
この橋へと至るには一度 大井川鐵道を越えなければいけません。
で、そこにあるのは
第4種踏切。(踏切警標だけの踏切で、列車の接近を知らせる装置は無い)
現在地
その名も
【林道横踏切】
実に分かりやすい、潔い名前ですね。
とは言え この『林道』がどれを指すのか、まだ詳細な答えに辿り着いておりません。
現在地
写真手前には白い標柱に書かれた
【300】の文字。
これは
曲線標と呼ばれるもので、この区間の線路の曲線半径が300mであることを表しています。
この標柱は三角柱になっており、この面の裏側にも情報が書かれています。
円曲線長:CL=182.92
カント:C=59
スラック:S=15
それぞれが意味する正確な内容については、他サイト様にお願いするとして…。
一般的には
CCL(円曲線長)と
TCL(緩和曲線長)の両方が書かれる事が多いのですが、一部私鉄などでは このように円曲線長のみの表記になっている場合があるようです。
次に、
曲線標の手前(金谷方面)には、小さな橋があります。
現在地
これは白光川からの眺めになります。
小型の
Iビーム桁橋。
道路側には銘板がありました。

Click!
【株式会社 横河橋梁製作所 製作】
と読めますね。
おそらくは
明治40(1907)年2月創業の
【現:株式会社横河ブリッジホールディングス】( →
公式HP)のことでしょう。
鋼橋専業メーカーの老舗ですね。
FileNo.03
の
『横岡駅』の調査時にも近いサイズのIビーム桁橋を2本確認していますが、そちらは大阪の
【汽車製造株式会社】による大正15年製のものでした。
(Page2参照)
どういった経緯で発注に至ったのか?
興味深いところです。
さてさて、それでは お待ちかね。
『平手台』に注目しましょうか。

Click!
これです。
U字溝 をひっくり返したもの。
ここに立っておられたようですね。
MV中ではバストアップの構図のため、映像に全く写っていません。
背後を爆走しているSLは
C11 190 蒸気機関車。
昭和15(1940)年に
川崎車両(現:川崎車両株式会社 →
公式HP)で製造された車両です。
昭和49(1974)年に熊本で廃車となった後、八代市の個人の方が静態保存していました。
そして
平成13(2001)年6月24日には大井川鐵道へ入線し、
平成15(2003)年7月19日に営業運転を開始しています。
しかし検証用の画像が無しではイマイチ盛り上がりませんね…。
と言うわけで、
こんな画像をご用意しました!

Click!
メイキング映像中の
3:54あたりの切り抜き。
雰囲気は出てるので、ヨシ!
とまあ こんな感じになったわけですが、如何だったでしょうか?
「 演者はいないがSLの走行シーンだけをインサートして雰囲気を出す 」 といった手法は割と多いと思いますが、今回の様にしっかり撮影を行っているパターンの場合は 探し出す方も楽しくなりますね。
以上、ロケ地探訪 第5弾でした!
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〜おまけ〜
聖地巡礼を検討中のファンの皆様へ、残念なお知らせ…。
今回の検証で用いた写真は主に
令和4(2022)年4月に撮影したもの。
令和8(2026)年5月現在、現地がどうなっているかと言うと…。
・・・無い。
撤去済みのようです。