川岸に眠る不達の神殿
笹間渡発電所
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第5話 100年後、吊橋はその存在意義を問われていた
注:この調査は2回に渡っており、本レポートではその2日間の写真の中から良い方を選択しています。
現在地
直立するコンクリート塊。
笹間渡吊橋(仮称) 右岸側主塔
現在地
背後には山壁が迫っており、これ以上引いて撮る事ができないのですが…。
なんかカッケェ…。
よく見る一般的な大井川型吊橋の主塔の特徴を備えていますね。
門型で下部の梁はアーチ形状をしており、その上部には三つの窓抜き。
この意匠は
2・3代目川根大橋(ふるさと本川根 目で見るふるさと百年史 より)や、現役の
恋金橋(河童倶楽部様より)によく似ています。
主塔の上には大木が乗っかっていますが、かなり食い込んでいるような…。
長く遺って欲しいと願う者としては、あまり喜ばしいことではありません。
さて、詳しく見ていきましょう。

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まず下流側の脚。
手前側(道側)の面にはL字の金属フックがあります。
何か掲げられていたんでしょうか?

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上を見上げると、頂点付近にL字鋼がくっ付いていました。
おそらく電灯か何かが付いていたのではないか?と予想しましたが、笹間川側に回り込んでみると こんな物が。

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L字鋼の先にある
碍子と、中央部には筒状の部品。
おそらく電灯は これに付いていたはずです。

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次に上流側の脚。
こちらには、主塔内側に向いて2本の錆びたネジが食い込んでいました。
ここにも何か掲げられていたようです。
さてさて この吊橋ですが、大井川沿いにある他の吊橋群とは違い 色んなものが揃っています。
まずは上流側の足元。

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耐風索アンカレイジ
そして背面の山に目を向ければ…

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主索アンカレイジ
しかも両方健在ですよ。
これワイヤーを張り直したら容易に復活できるんじゃないか?!
ここまで綺麗な状態で残っているのは、主要道から完全に外れているからでしょう。
残しておいても邪魔にはならないし、撤去するにはお金がかかるし…。
現時点では廃橋になった理由がハッキリわかっていないので、まだまだ調査が必要です。
とまあ主塔が残っていたのは喜ばしい事なのですが…
結局のところ、橋の名前や架橋年についての情報を得ることはできませんでした。
対岸の主塔はどうなっているのか、ここからでは目視できませんでした。
まあどっちにしろ…
行くんですけどね!
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