川岸に眠る不達の神殿

笹間渡発電所

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第8話 「おい地獄さ行ぐんだで!」


注:この調査は2回に渡っており、本レポートではその2日間の写真の中から良い方を選択しています。

笹間渡発電所跡
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スタート地点まで戻ってきました。
これが発電所方向(大井川上流方向)を見た様子。
実に綺麗な路盤!。
道幅も確保されていますね。

笹間渡発電所跡

眼下の大井川の眺めは…こんな感じ。

笹間渡発電所跡 Click!
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所々で、コンクリートによる補強が見られます。

笹間渡発電所跡
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良い雰囲気!
ハイキングコースとしても優秀なのでは?

ところでこの眺め、お隣の天竜川の風景に似ているような気がするのは自分だけ?

笹間渡発電所跡
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大井川左岸側を上流に向かっている状態。
左カーブは荒れる傾向にあります。
長大な時間の中で 大井川の流れに強く抉られるため、と理解しています。

笹間渡発電所跡
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今回のターゲットも例外ではないようで…。
いや、それより何より堆積物がすごい。

この辺りから、徐々に道が荒れ始めます。

笹間渡発電所跡

断続的に、コンクリートによる擁壁を見かけます。
この写真はちょっと…分かりづらいですけども。

笹間渡発電所跡

この先にも。
まあそうは言っても、土砂・落ち葉のせいで全容は分からないままなんですが。

笹間渡発電所跡
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さらに進むと、残置されたトラロープを発見!
一体、誰が残したと言うんでしょうか…。

んで、こういった場所、こういった状況で張られたロープ。
その意味するところはただ一つ。
「危険ですよ。」

笹間渡発電所跡

途中の岩には、打ち込まれたアンカーがありました。
見た目からして当時モノだと思いますが、どんな使われ方をしていたんでしょうか。

笹間渡発電所跡
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綺麗な路盤へ復帰!

と言うか、凄い落ち葉の量!
マムシ等がいないことを…祈りましょう。

笹間渡発電所跡
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左カーブはやはり鬼門ですかねぇ。

写真を見てお分かり頂けると思いますが、路盤全体が傾いています!

…というのは冗談として。

どうやら路盤の堆積物が多いせいで、「捻じれているように錯覚する」という事らしい。

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と思ったら、実際に傾いていた…。
山側から崩れてきた土砂で、ホントに斜めになっている場所もあるのでした。
まあ道幅が十分なほどあるので、そこまでの危険は感じないんですけどね。

んで、ここはかなり崩れている地点。
もはやどこが路盤なのか、ハッキリしません…。

写真では左側(大井川側)が崩壊しているように見えますが、そうではない。

笹間渡発電所跡 Click!
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これ。

この位置にコンクリート擁壁(青矢印)があって、その上に手摺りが設えてあったっぽい。(赤・緑矢印)

つまりは、ここが路盤の端というわけです。
山側から土砂が流入して、こんな状態になった、と。

笹間渡発電所跡

謎の金属柱(赤矢印)の先端はこんな形。
ん〜、手摺にしては低いか…?
しかし桟橋用と考えるには高すぎる。
まあ路盤が埋まってるせいで、これが本来の高さなのかどうかさえ分からないのですが。

で、写真の背景を見ていただければ分かるように かなり高度感が増しています。
切通しを越えてからずっと、水平〜登りの角度で推移してきました。
この地点で、大井川からの高さは12m以上はあるでしょうか?

笹間渡発電所跡
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危険地帯を一つ越えても、まだまだ怪しい面が続きます。
小学生並みの感想で申し訳ないのですが、「凄く斜め。」

笹間渡発電所跡
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で、おそらくここが今回最も危険な区間。
やはりトラロープもありますね。

切れてるけど。

もちろんこれに体を預けるなど 恐ろしくてできません。
一歩ずつ慎重に。

笹間渡発電所跡

ちなみにこれが眼下の眺め。
一秒でも早く通り過ぎたい。

笹間渡発電所跡
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連続して、次のヤマ場へ。
こちらもトラロープがありますが、怪しすぎる。
しかも固定されているポイントが悪く、使いようがない。

んで、ご覧の様に安息角ギリギリの斜面になっております。
派手に踏み込むと あまり良い感触はしない…。
なるべく上の方を、慎重に、かつ素早く通過します。

実はここまで、空き缶やゴミの類をほとんど見ていません。
つまり「ここを訪れる者はいない」ということ。
やはり興味本位で踏み込む道ではありませんね。

笹間渡発電所跡
現在地

ここを超えると、路盤が落ち着きます。
なんとなくですが 徐々に下り始めたっぽい。

いよいよか…?!




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探索!ウラ話


第7話笹間渡吊橋(仮称)の全体像をご紹介しましたが、その動画の他の部分においても貴重なシーンが多く収められているので、もう少し切り出してみたいと思います。

大井川第一橋梁 水害
【清水文庫】昭和の風景動画第16集 大井川下り 昭和6年7月4日 川下り新金谷五和村居林福用笹間渡徳山村地名つり橋昭和橋下川根村石風呂鵜山の七曲がり家山神尾峡地層の褶曲神座 より

こちらは大井川鐵道 大井川第一橋梁の様子。
【笹間渡の鉄橋】と言った方が通りが良いでしょうか。
笹間渡側から金谷側を振り返って撮影しています。
橋長は約275m
昭和4(1929)年4月に着工され、昭和5(1930)年7月に竣工となりました。
撮影日が昭和6(1931)年7月なので、開通して約1年後の様子になりますね。
この鉄橋が完成した事により、大井川鐵道は金谷〜地名間の営業運転を開始します。

少し下流になりますが、それまでは身成地区と対岸の家山地区との間に渡し船がありました。(片道が二銭、往復は五銭)
家山には映画館 兼 劇場が出来、これが若者を中心に大賑わいしたそうです。

で、この鉄橋、笹間渡側にのみ見張所があり、見張員が常駐していたのだとか。
橋に異常が無いか見張っていた、という事のようですね。
画像では目前にドーンと電柱らしきものが立っていますが、大井川鐵道自体はまだ電化前。
橋自体に架線が掛かっていないのがお判りいただけるでしょう。

この橋もまた 長きにわたって大井川の激流に抗ってきたわけですが、昭和40(1965)年9月の台風25・24号による被害は特に酷く、橋脚の倒壊、流失にまで至りました。

大井川第一橋梁 水害 Click!
私の大井川鉄道回顧録〜その1〜 より

大井川の大水に笹間川の増水が加わり、橋桁を超えるほどの水量が押し寄せたそうです。
その橋桁に流木がかかり、水圧に耐えかねて橋脚が倒れ 橋桁が流されてしまった、という当時の記録が残っています。

笹間渡発電所跡
【清水文庫】昭和の風景動画第16集 大井川下り 昭和6年7月4日 川下り新金谷五和村居林福用笹間渡徳山村地名つり橋昭和橋下川根村石風呂鵜山の七曲がり家山神尾峡地層の褶曲神座 より

これは笹間渡駅方向へ向き直っての撮影。
写真中央奥にぼやけて見えるのが当時の笹間渡駅ですね。
笹間渡集落の一部がなんとなく写っています。
左手に民家がありますが、ここは現在の川根温泉ふれあいコテージのあたりになります。

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